2019年10月の「長期投資だより」
さわかみ投信の2019年10月の「長期投資だより」が発行されました。
今回は、さわかみ投信のレポートについて少し説明して、今月号の内容を見ておきたいと思います。
さわかみ投信のレポートについて
さわかみ投信では、月中と月末の毎月2回、レポートが発行されます。
同社では「月中月次レポート」と総称しています。
「長期投資だより」
「長期投資だより」は、毎月15日頃に発行されているもので、月中レポートとも呼ばれています。
15日が休日の場合は、繰り上げて前日に発行されます。(つまり、13日や14日に発行されることもあります。)
写真や図が多く、カラフルで読みやすいレポートなっています。
運用状況の報告はほとんど無く、運用担当、経営陣らのコラム、顧客や社員からのメッセージが充実したレポートです。
月次レポート
毎月末の最終営業日発行されるのは、「月次レポート」です。
「月次レポート」は、ファンドの運用に関する内容が多くなります。
社長、最高投資責任者からのメッセージ、顧客数、ファンド成長の記録などが掲載されます。
また、ファンド保有者限定に、ポートフォリオの詳細も開示されます。
2019年10月の「長期投資だより」の概要
今月号の「長期投資だより」の主な内容は以下の通りです。
- 20周年感謝祭 関東キャラバン開催中!!
- 「さわかみファンド」 第20期 運用報告
- コラム羅針盤 認知症への挑戦
- 組入企業紹介 株式会社酉島製作所(6363)
- ファンド仲間の皆さま 投資家ってこういう人のこと!
- 直販部コラム:世の中をおもしろく 【第5回】92.9% その②
- 澤上篤人「俺の本棚」 蝶々さん
- 澤上龍の先憂後楽 投資と運用③
20周年感謝祭
「20周年感謝祭 関東キャラバン開催中!!」の記事では、さわかみ投信の20周年感謝祭が10月5日から始まったことが取り上げられています。
さわかみファンドは、2019年8月23日で20周年を迎えたため、全国各都道府県で感謝祭を行っています。
なかなか、同社のセミナーが開かれないような県もありますが、今回は47都道府県すべてに必ず来てくれます。
会場では懇親会もあるようで、アルコール飲料・ソフトドリンク、スナック類(おつまみ程度)が提供される予定となっています。
これを機会に、同社の社員や他のファンド保有者と親交を深めるのもいいのではないでしょうか。
直販部コラム:【第5回】92.9% その②
先月号に引き続き、共通KPI(重要業績評価指標)について直販部長の中津氏が解説しています。
さわかみ投信では、顧客の92.9%が運用結果がプラスになっていることが今月も強調されているためか、タイトルも「92.9%その②」となっています。
さわかみ投信では運用結果がプラスの顧客が多いからと楽観的になるのではなく、これは現時点での数値であり市場の動向により大きく上下する可能性があることをよく理解する必要があることが説明されていました。
確かに、共通KPIの数値だけで判断するのは間違っているでしょうし、結局は長期投資をするために任せされるファンドかどうかを見分けることが重要でしょう。
ところで、このコラムを書いた直販部長の中津氏ですが、2019年9月30日のさわかみ投信チャンネルに澤上篤人会長の代理として中央に登場しています。
YouTubeにも掲載されていますので、生の直販部長を見てみましょう。
澤上龍の先憂後楽 投資と運用③
最後の澤上社長の話はいつも勉強させられます。
今回は、アクティブ・ファンドで「なぜ運用成績が出にくいのか」がテーマに説明されています。
優秀なファンドマネージャーがいたとしても、運用成績が出しにくい構造になっていることが図とともに分かりやすく説明されています。
やはり、 個人顧客と足並みを揃え相場を乗り越えていけるような直販投信が必要だと感じました。