2020年3月のありがとう投信の月次レポートを紹介します。
また、当サイト独自にありがとうファンドの資金流出入についてちょっとだけ詳しくみています。
ありがとう投信の2020年3月の「月次レポート」
2020月3月3日、ありがとう投信の2020年3月の月次レポートが掲載されました。
ありがとう投信の月次レポートには「39レター」と「運用レポート」があります。
それでは、気になる内容を紹介します。
2020年3月のレポート内容
2020年3月のありがとう投信「39レター」と「運用レポート」の主なコンテンツは以下の通りです。
- 39レター
- 社長メッセージ「長期の資産運用とコロナショックについて」
- 積立投資のススメ!
- 各種お知らせ
- ありがとうファンドの第16期半期運用報告会
- 運用レポート
- 基準価額の推移
- ファンドの情報
- ファンドの騰落率
- 値動きの大きさの推移(250 営業日リスク推移)
- 騰落率比較(2017年年初~)
- 資産配分(1月末時点)
- ポートフォリオ(2月末時点)
- アクティブシェア (12 月末時点、原則四半期末開示)
- 直近のマーケット動向について
- 投資先ファンドの運用パフォーマンス
- 各投資先ファンドの組入銘柄 TOP5
社長メッセージ「長期の資産運用とコロナショックについて」
新型コロナウイルスの話題から、社長の話は始まります。
ありがとう投信としても、新型コロナウイルスの感染拡大は世界経済や国内経済に与える影響を大きいとみています。
短期的には3か月から半年間の企業業績の悪化、景気悪化、景気後退は避けられないと説明しています。
ただし、新型コロナの影響がなかったとしても、長く続いた景気拡大が減速することは想定範囲内ともいわれています。
多少の下振れがあったとしても、世界の人口増加等を考えれば、中長期的には世界経済は今後も成長を続けていくと説明しています。
さて、2020年2月のありがとうファンドは、中旬に基準価額が最高値を更新した後に、下落したため最終的に4.1%の下落となりました。
世界株は7.6%の下落、日本株(TOPIX配当込み)は10.3%の下落のなかでのこの成績なので、下落が抑えられたことが分かりますね。
ファンドの情報
2020年2月28日時点での基準価額と純資産総額は以下の通りです。
基準価額:18,777円
純資産総額:127億62百万円
当サイトの推計によると、2020年2月のありがとうファンドは資金流出が流入を超過したようです。
規模は大きくないですが、2019年の夏以降、月次ベースで資金流出が続いているようです。
基準価額が高くなるとどうしても、そういう傾向が出てしまいます。
このあたりで、止まって欲しいです。
口座数は 4,803口座でした。
先月より8口座の増加です。
また、積立割合は51.2%で、先月から変わっていません。
ありがとう投信で、積立投資を行っている顧客の割合は過半数を超えています。
流出金額のそれほど大きくないので、すぐに流入超に変わることを期待します。