もう、2021年になってしまいました。
はやいですね。
ということで、恒例の2020年12月直販投信ファンドの資金流出入をまとめました。
毎月、独自の推計で資金流出入の金額を発表しています。
それでは、直販投信8社12本の資金流出入をご紹介します。
集計対象の直販投信ファンド
独立系運用会社が運用するファンドのうち直接販売を主たる販売経路としている以下の13ファンドについて集計しています。
- さわかみファンド(さわかみ投信)
- セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド(セゾン投信)
- セゾン資産形成の達人ファンド(セゾン投信)
- ひふみ投信(レオス・キャピタルワークス)
- ひふみワールド(レオス・キャピタルワークス)
- ありがとうファンド(ありがとう投信)
- 結い2101(鎌倉投信)
- ユニオンファンド(ユニオン投信)
- ザ・2020ビジョン(コモンズ投信)
- コモンズ30(コモンズ投信)
- 浪花おふくろファンド (クローバー・アセットマネジメント)
- コドモファンド(クローバー・アセットマネジメント)
2020年12月は約17億円が直販投信に流入
2020年12月の直販投信への資金流出入は約17億円の流入超過となりました。
先月が約61億円の流出超過でしたので、大きくプラスになったので嬉しいことです。
ただし、ここ最近は、資金流入傾向のファンドと流出傾向のファンドに二極化してきている傾向にあります。
直販投信業界全体として、盛り上がっていってほしいところですがね。
直販投信のファンドごとの資金流出入
直販投信のファンドごとの資金流出入も見ていきます。
それでは、個別のファンドをみていきましょう。
さわかみファンドは資金流出が大幅に減少
60億円という大きな流出超過となってしまった、11月のさわかみファンドですが、12月は、22億円程度の資金流出に収まったようです。
大幅に縮小したとはいえ、22億円もの資金が流出しているので、喜ばしい傾向ではありません。
やはり、毎営業日のように億を超える流出超過となっているようです。
残念ながら、近年のさわかみファンドは、すっかり資金流出傾向ファンドの常連になってしまいました。
2020年だけで、130億円以上が流出したものとみられます。
なお、年ごとに区切ってみると、2013年以降はすべて純流出となっています。
ひふみ投信は約3億3000万円の流出超過
レオス・キャピタルワークスが運用する「ひふみ投信」は約3億3000万円ほどの流出超過となったようです。
先月は15億超えの流出でしたたから、流出額が減りました。
ちなみに、姉妹ファンドの「ひふみプラス」は約123億円の流出超過です。
姉妹合わせて流出傾向が止まらないファンドとなっています。
ただし、ここ1年間の話なので、風向きが変わってくれば、資金流入に傾いてくるでしょう。
人気の「ひふみシリーズ」ですしね。
今後の復活に期待です。
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セゾンの2ファンドは勢いを取り戻す 合わせて32億円
セゾン投信が運用する2ファンドは合わせて約32億円の流入超過となったようです。
- セゾン資産形成の達人ファンド 約17.8億円
- セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド 約14.8億円
営業日別にみても億単位で流出となることはなく、流入超過となる営業日も多かったみたいです。
また、やっぱり積立投資で十数億がそれぞれのファンドに入ってきますので資金流入傾向はなかなか盤石なのです。
セゾン投信は、いまや顧客数、運用資産ともに直販投信のリーディングカンパニーって感じですね。