直販投信各社の電話受付時間を比較
直販投信の徹底比較企画の第2弾は電話の受付時間です。
各社電話対応窓口を持っていますが、何時から何時まで対応してくれるのでしょうか。
電話受付時間を比較する意味
直販投信のメリットの一つは、顧客との距離が近いことです。
最近は、顧客とのコミュニケーションツールも充実してきており、メールやチャット、問い合わせフォームなどを使って顧客は問い合わせをすることができます。
しかし、まだまだ電話で連絡できるかどうかは重要です。
また、直販投信はファンドを運用するだけでなく、販売業務も行っています。
ファンドの売買注文は直販投信の多くは電話で受けています。
インターネット取引を全面的に導入しているのは少数派です。
受付時間が長ければ、質問や注文の際に顧客として利便性が高いと言えるでしょう。
どのように調べるか
直販投信各社のウェブサイトを見て確認していきます。
たいていは、お問い合わせについてのページが用意されています。
直販投信の電話受付時間の比較結果
電話の受付時間が長い順にランキングして紹介していきます。
また、電話番号についてもまとめてあります。
なお、受け付けてくれるのはすべて平日のみです。
順位 | 会社名 | 受付時間 | 電話番号 | その他 |
1 | ありがとう投信 | 8:30~17:30 | 0800-888-3900 | フリーコール |
2 | さわかみ投信 | 8:45~17:30 | 03-6706-4789 | |
3 | 鎌倉投信 | 9:00~17:00 | 050-3536-3300 | |
3 | クローバー・アセットマネジメント | 9:00~17:00 | 0800-5000-698 | フリーコール |
3 | コモンズ投信 | 9:00~17:00 | 03-3221-8730 | |
3 | セゾン投信 | 9:00~17:00 | 03-3988-8668 | |
3 | ユニオン投信 | 9:00~17:00 | 0263-38-0725 | |
3 | レオス・キャピタルワークス | 9:00~17:00 | 03-6266-0123 |
参考:tsumiki証券は、受付時間は10:00~17:00で、フリーダイヤル0120-27-0101でした。
ありがとう投信:受付時間が一番長く通話料無料
コールセンターの受付時間を比べるのはそれほど意味が無いとは思うのですが、ランキングにするとありがとう投信が1位になります。
なお、電話番号は0800-888-3900となっており、最後の”39”の部分は独自に選んだ番号みたいですね。(ありがとうだけに、サンキュー「3、9」)
8:30~17:30で対応してくれます。
8:30から電話応対するためには、それより前に出社して準備する必要があるので社員の皆様はいつも8時ぐらいには出社しておられるということかもしれません。
特筆すべき点として、ありがとう投信は通話料が無料です。
KDDIの料金着信者払サービス「フリーコール」を利用しているようです。
顧客としては通話料金を気にせずに相談したりできるのは嬉しいね。
また、ありがとう投信では、FAXや問い合わせフォームも利用できます。
さわかみ投信:問い合わせチャネルが豊富
受付時間が2番目に長いのは8:45~17:30で受け付けているさわかみ投信です。
さわかみ投信の特徴は、問い合わせのチャネル(経路)が豊富だと言うことです。
さわかみ投信で顧客の応対をする部署は「ご縁の窓口」と言いますが、「ご縁の窓口」は多くのチャネルで対応してくれます。
- 電話
- WEBフォーム
- 手紙
- 来店
どこの直販投信でも来店が拒否されることはないと思いますが、積極的に明記しているケースが少ないと思います。
来店には予約が必要ですが、顧客との接点を大切にしてくれている印象を受けますね。
鎌倉投信:050電話で通話料が全国一律
ここからは、すべての直販投信の受付時間が同じで9:00~17:00となります。
序列をつける意味はありませんが、すべて3位となります。
まずは、鎌倉投信です。
鎌倉投信では、問い合わせフォームと電話がメインの対応となるようです。
また、鎌倉投信は「よくあるご質問」のFAQが充実している印象です。
電話は、他の直販投信では見られない050の電話番号となっています。
いわゆるIP電話ですので、固定電話からは全国一律3分間10円程度で掛けられるのではないでしょうか。
距離により料金が変わらないので関東圏から離れた地域に住む顧客にはうれしいですね。
クローバー・アセットマネジメント:通話料無料
クローバー・アセットマネジメントは、 9:00~17:00と受付時間はそれほど長くありませんが、通話料無料であるのが特徴です。
直販投信のなかで、通話料無料で電話をかけられるのは、ありがとう投信とクローバー・アセットマネジメントの2社だけです。
特にクローバー・アセットマネジメントでは、ファンドの購入や解約の注文を電話で行う必要があります。(一部、WEBも可能)
通話料無料であれば顧客としては取引に伴う通信コストが抑えられます。
コモンズ投信
コモンズ投信への問い合わせはWEBフォームと電話が基本です。
チャネルとしては少なく感じるかもしれませんが、同社の取引のほとんどはネットを介してできます。
電話で注文する必要はあまり必要ないでしょう。
また、同社の「よくある質問」ページは非常に充実しているので、大半の問題はFAQを見ることで解決できるのではないでしょうか。
セゾン投信
セゾン投信への問い合わせもWEBフォームと電話が基本です。
https://www.saison-am.co.jp/company/contact/
セゾン投信もネットを介して注文などができるようになっています。
通話料無料電話ではありませんが、電話問い合わせが必要となるケースは少ないと言えるでしょう。
ユニオン投信
ユニオン投信への問い合わせもWEBフォームと電話が基本です。
ユニオン投信のWEBサービスがなく、解約注文などは電話が必要となります。
通話料無料電話ともなっていないので、もう少し頑張ってほしいところですね。
レオス・キャピタルワークス
レオス・キャピタルワークスは、電話とメールがメインです。
多くの直販投信がWEBフォームでの問い合わせの後、電話かメールで回答という形をとっているなか、レオス・キャピタルワークスはメールで直接問い合わせできるようになっています。
以下のメールアドレスが公開されています。
WEBフォームよりも気軽に質問できるというメリットがあるかもしれませんね。
なお、余談ですがレオス・キャピタルワークスの電話番号も狙って取得しているようですね。
03-6266-0123の”123”の部分は、”ひふみ”にかけてあります。
(参考)tsumiki証券
参考として、直販投信のファンドを積立専門で扱っているtsumiki証券も調べて見ました。
tsumiki証券は、受付時間が10:00~17:00で、電話番号が0120のフリーダイヤルです。
受付開始が10時からと遅めですが、通話料が無料となっているのは嬉しいところです。
ただ、少し気になったのが、Webサイトで電話番号を探すのに苦労したという点です。
なかなか、電話眼号を見つけることができませんでした。
tsumiki証券は、積立専門なので買付注文は必要ありませんし、同社のWEBサービスのないようも充実してます。
電話を利用する機会は少ないのかもしれませんが、もう少し分かり易い場所に電話番号を記載しておいてほしいと思いました。