レオス・キャピタルワークスが運用する「ひふみプラス」と「ひふみワールド+」の2ファンドが中銀証券で販売されることになりました。
ひふみの2ファンドの販売会社に中銀証券
2020年3月23日、レオス・キャピタルワークスの運用する以下の2ファンドが中銀証券で販売されることが発表されました。
- ひふみプラス
- ひふみワールド+
中銀証券では、2020年3月19日付けで、両ファンドが販売開始されることが告知されています。
中銀証券とは
今回、新たに販売会社となった中銀証券とはどんな証券会社でしょうか?
中銀証券は、岡山県を中心に店舗を持つ証券会社です。
もともとは、 津山証券として1944年に設立されましたが、2009年に中国銀行グループに入り名称も中銀証券となりました。
ホームトレードも用意されていますが、申込は電話やオンラインではなく、店舗に行く必要があります。
ですから、基本的に対面営業が中心の証券会社といえるでしょう。
中銀証券でひふみのファンドを購入する場合
中銀証券でファンドを購入する際の特徴をみておきましょう。
購入単位
中銀証券で「ひふみプラス」「ひふみワールド+」をスポット購入する場合は、1万円以上1円単位(または1万口以上1口単位)での購入が可能です。
販売手数料
販売手数料はファンドごとに違います。
「ひふみプラス」の販売手数料は購入金額によって変わってきます。
- 1億円未満 2.2%(税込)
- 1億円以上 1.1%(税込)
「ひふみワールド+」の販売手数料も購入金額により変わります。
- 5000万円未満 3.3%(税込)
- 5000万円以上1億円未満 2.2%(税込)
- 1億円以上 1.1%(税込)
なお、どちらのファンドもインターネットで取引すれば、販売手数料が20%割引になります。
1億円以上の購入なら手数料がお得なのですが、一般人にはあり得ない規模の取引です。
少額での取引では、かなりの販売手数料がかかってしまいます。
どんどん増えるひふみファンドの販売会社
今回、中銀証券が販売会社に加わることになり、「ひふみプラス」の販売会社は79社になりました。
また、「ひふみワールド+」が購入できる金融機関は全部で29社となりました。
販売会社が増えることで、良いファンドが多くのひとに届きやすくなります。
とはいえ、レオス・キャピタルワークスは同じマザーファンドのファンドを直販しています。
直販なら販売手数料はゼロ(ノーロード)です。
今回追加された中銀証券は販売手数料がかかってしまいます。
どうしても中銀証券で取引したい事情がある投資家や対面販売にこだわる投資家以外は、メリットが薄いといえるでしょう。