2020年4月のありがとう投信の月次レポートを紹介します。
また、「ありがとうファンド」の資金流出入についてもみていきます。
3月も純資金流出となったようです・・・。
ありがとう投信の2020年4月の「月次レポート」
2020月4月3日、ありがとう投信の2020年4月の月次レポートが掲載されました。
ありがとう投信の月次レポートには「39レター」と「運用レポート」があります。
気になる内容を紹介していきます。
2020年4月のレポート内容
2020年4月のありがとう投信「39レター」と「運用レポート」の主なコンテンツは以下の通りです。
- 39レター
- 社長メッセージ「 危機時の資産運用で大切なこと 」
- 積立投資のススメ!
- 各種お知らせ
- 「投資信託の販売会社における比較可能な共通KPI」に係る弊社の実績について(2020 年3月末基準)
- 運用レポート
- 基準価額の推移
- ファンドの情報
- ファンドの騰落率
- 値動きの大きさの推移(250 営業日リスク推移)
- 騰落率比較(2017年年初~)
- 資産配分(2月末時点)
- ポートフォリオ(3月末時点)
- アクティブシェア (12 月末時点、原則四半期末開示)
- 直近のマーケット動向について
- 投資先ファンドの運用パフォーマンス
- 各投資先ファンドの組入銘柄 TOP5
社長メッセージ「 危機時の資産運用で大切なこと 」
ありがとう投信の代表取締役社長である長谷俊介氏のメッセージを見ていきます。
新型コロナウイルスの話題です。
感染対策が世界中で行なわれていますが、やり過ぎると経済がストップしてしまうというジレンマがあります。
同じ経済危機とはいえ、リーマンショックと大きく異なる点はここだと長谷氏は説明しています。
ゆえに「新型コロナウイルス感染拡大の収束見通しが見えてくるまでは、景気や企業業績の本格的な回復は見通しにくいでしょう。」と言い、しばらくは劇的は回復は見込めなさそうです。
メッセージでは危機時の資産運用について大切なことも説明してくれています。
以下の三点が大切だとしています。
①相場動向に一喜一憂しないこと
②将来に対して過度に悲観的にならないこと
③資産運用の目的と運用方針を再確認して、目標に向かってブレずに忍耐強く継続していくこと
やっぱり、短期的な相場変動に惑わされず国際分散投資を継続していくことが大切なんだと思い起こさせてくれます。
また、このようなマーケットの大きな調整は、「例えるならバーゲンセール期間中のようなものなので、もし余裕資金があれば追加投資を検討してもよいかもしれません。」と述べています。
投信おじさんもこの考え方が大好きです。
今がバーゲンセールだと思えば、株安も格好のチャンスに見えてきます。
ファンドの情報
2020年3月31日時点での基準価額と純資産総額は以下の通りです。
基準価額: 15,749 円
純資産総額:106億15百万円
純資産総額は先月末よりも約20億円も減少してしまいました。
しかし、これは基準価額の下落によるものなので一時的にはやむをえないものです。
気になるのは、投資家の資金が純資金流出が続いていることです。(以下のグラフを参照)
先月よりも資金流出が拡大し、2020年3月は約1億円の純資金流出となった模様です。
口座数は4,815で、先月末より12口座増えています。
また、顧客の積立割合は50.9%で、先月より0.3ポイント減らしています。
社長のメッセージには
とあるのですが、それ以上に解約や定期積立の中止が多いのだと思われます。