ありがとう投信が定期換金サービス拡充
2019年12月17日、ありがとう投信が同社の「定期換金サービス」の拡充を発表しました。
ありがとう投信|<定期換金サービス拡充>業界初!定率換金プラン開始のお知らせ
「定期換金サービス」はどのようなサービスであって、どのように拡充されたのか見ていきます。
ありがとう投信の「定期換金サービス」とは
一般に「定期売却サービス」や「定期換金サービス」とは、投資信託の積立投資の逆をやるサービスです。
積立投資の場合は、定期的に一定金額の投資信託を自動購入していくものです。
一方、「定期換金サービス」の場合は、定期的に投資信託を売却(換金)していくものです。
ありがとう投信は2006年4月からこのサービスを提供しています。
どのサービスが業界初!なのか?
ありがとう投信はもともとこのサービスを提供していましたが、今回の発表で追加された内容は「定率」での換金取り崩しに対応したことです。
1年に1回、指定した率(2%、3%、4%、5%)が自動的に解約されます。
そもそも、定期で売却していくサービスを提供している会社はとても少なかったです。
その中でも定率の換金サービスを提供している会社はありませんでした。
つまり、定率での定期解約が「業界初!」ということになります。
楽天証券、セゾン投信、ありがとう投信の3社が同時に発表!
定率での定期売却は「業界初!」のはずでした。
しかし、ありがとう投信が発表した2019年11月17日と同じ日に、楽天証券が投資信託の「定期売却サービス」を発表しました。
![](https://www.rakuten-sec.co.jp/web/shared/images/og-image.gif)
楽天証券のサービスには定率での解約が含まれていました。
ありがとう投信が12月17日サービス開始で、楽天証券が12月29日サービス開始なので、一応ありがとう投信が業界初ということになります。
また、同日にセゾン投信も投資信託の「定期売却サービス」を始めることを発表しました。
セゾン投信は計画を発表だけで、来年春頃からサービスがスタートするようです。
直販投信2社の発表が埋もれてしまうかも
今回、ありがとう投信、セゾン投信という直販投信の2社が定期解約サービスに関する発表を行いまいた。
業界の中でも新しいサービスなので、先駆けてやっているのはすごいと思います。
他の直販投信も追随してくるかもしれません。
しかし、同様のサービスが楽天証券からも発表されました。(しかも、同日に)
直販投信のニュースが楽天証券のニュースに埋もれてしまわないか心配です。
この記事みたいに、3社とも扱って欲しいですね。