2020年5月29日、さわかみ投信が運用するさわかみファンドの「月次レポート」が公開されました。
今月はどのようなメッセージがあるのでしょうか?
それでは中身を見ていきましょう。
さわかみ投信2020年5月月次レポート
2020年5月29日に、さわかみ投信の月次レポートが公表されました。
先月と同じく、作成基準日は月末ではなく、前倒しされています。
新型コロナウイルスの影響を最小限に抑えるために、レポートの作成作業などで社員が密集してしまうことを避けた措置のようです。
さわかみ投信の2020年5月次レポートの内容
今月号のさわかみファンドの月次レポートは以下の通りです。
- 船長よりファンド仲間の皆さまへ
- 今月の航海日誌
- ファンド情報
- 定期定額購入サービススケジュール
- お知らせ
- 基準価額・総口数の推移(グラフ)
- 純資産総額・現金等の推移(グラフ)
船長よりファンド仲間の皆さまへ
代表取締役社長の澤上龍からのメッセージをみていきましょう。
最初は冷蔵庫を買い換えた話から始まります。
新しい冷蔵庫は、ただ「冷える」だけではなく「どう冷やす」にこだわっており、電気代も安くなったそうです。
ここで言いたいのは、新しい仕組みや考え方に切り替えていく勇気も必要だということです。
新型コロナウイルスの影響でわたしたちの生活は大きく変わっていくかもしれません。
でも、コロナウイルスがあったからこそ、便利さに気づいたことも少なくありません。(テレワークなど)
そういった観点が必要だと考えされされるメッセージとなっています。
今月の航海日誌
最高投資責任者の草刈氏のメッセージをみていきましょう。
株価だけがスルスルと上昇しているのは不可解だと草刈氏は感じているようです。
金融緩和や財政出動の影響はもちろん大きいのでしょうが、実体経済と金融経済が乖離しているのは不可解で、このゆがみが解消されるのはいつかという不安が残るとしています。
以前のレポートでもいわゆる「二番底」を想定していると明確に言っていましたから、この株価上昇は納得がいかないでしょう。
投信おじさん個人の意見も、順調に株価だけが戻っていく今の市場は「気持ちが悪い」というのが正直なところです。
さて、4月22日時点での売買は以下の通りと説明しています。
- 買い 2社
- 売り 5社
銘柄選別を進めつつ次の減資として利益確定をしていると説明しているので、下落時にしっかり買いたい思惑があるのでしょう。
ファンド情報
2020年5月22日時点での顧客数と定期定額購入の契約者数を見ます。
顧客数(直販分):116,854(前月比+72)
先月より伸びは鈍化していますが、顧客が伸びているようです。
定期定額購入契約数:36,457(全体比31.2%)
先月末は36,383名だったので、74名の増加です。
先月から積立投資の契約数が増加傾向です。
おそらく、4月から始まったさわかみマイルの効果でしょう。
積立金額に対して最大2%の還元があるわけですから、マイル狙いで積立契約するひとも少なくないでしょう。