ユニオン投信:ユニオンファンド運用報告書

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「ユニオンファンド」の運用報告書

2019年11月15日、ユニオン投信が運用し販売する「ユニオンファンド」の運用報告書が公開されました。

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9月30日に「ユニオンファンド」が決算を迎えて、無分配でした。

2019-9-30 ユニオンファンド第11期決算のお知らせ
ユニオンファンドは、2019年9月30日に第11期の決算を迎えました。
分配金につきましては、今期は無分配としております。
決算内容の詳細につきましては、11月中旬発送予定の「交付運用報告書」にてご確認ください。

引用:ユニオン投信「ユニオンファンド第11期決算のお知らせ」

この決算をうけての「交付運用報告書」の発送が11月中旬発送予定となっていましたので、ちょうど中旬の11月15日に公表されたわけです。

「交付運用報告書」と「運用報告書(全体版)」

2014年12月以降は、決算ごとに「交付運用報告書」と「運用報告書(全体版)」作成されます。

運用報告書 - 投資信託協会

ユニオン投信でも以下の二つが公開されました。

ユニオン投信|「ユニオンファンド」第11期交付運用報告書

ユニオン投信|「ユニオンファンド」第11期運用報告書(全体版)

では、「交付運用報告書」と「運用報告書(全体版)」の主な違いはなんでしょうか。

簡単に説明しますと、「交付運用報告書」のほうが重要な項目に絞られていて、受益者(投資信託を保有する顧客)に必ず交付しなければならない点です。

一方、「運用報告書(全体版)」は、「交付運用報告書」よりも、もう少し詳細が記載されます。

運用報告書 - 投資信託協会

こうした違いがあるのですが、おじさんの観点からするとあまり違いがありません。

実際、今回の「ユニオンファンド」の運用報告書も、「運用報告書(全体版)」が44ページあったのに対して、「交付運用報告書」は33ページでした

それほど、変わらない印象です。

せっかくなので、 「交付運用報告書」 は、もう少し重要項目のみに絞ってくれたら一般投資家は読みやすいかなと思いました。

「ユニオンファンド」の運用報告書で気になったこと

今回の「ユニオンファンド」第11期運用報告書の”第11期”は以下の期間です。

2018年10月2日~2019年9月30日

ですから、この期間のファンドの動きや期末の2019年9月30日時点の様々な情報をこの運用報告書から知ることができます。

例えば、2019年9月30日時点の基準価額が23,163円であったことや純資産総額が6,704,132,169円(約67億円)であったことを知ることができます。

また、直販投信であるため、参考情報として「直接販売の状況」も掲載されています。

第11期1年間の口座開設数が197件、口座閉鎖が42件で、2019年9月30日時点の口座数が3,475件となったこともここから分かります。

ユニオン投信は、毎月の口座数をさわかみ投信やセゾン投信ように発表しないので、これは貴重な情報と言えます。

純資産総額も口座数もまだまだ小さいユニオン投信なのでもっと頑張って欲しいですね。

ただし、資金流入については毎月プラスであったようなので、スピードは遅くとも着実に成長していることもうかがえます。

顧客全体の75.7%が「定期定額購入サービス 」を利用しているというユニオン投信の強みが分かりますね。

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