<徹底比較>直販投信の資本金(2019年10月)

直販投信の比較
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直販投信の資本金を比較

直販投信徹底比較企画として、様々な観点で直販投信各社の比較をしていきます。

第1回は、2019年10月24日時点の直販投信各社の資本金を比較します。

資本金を比較する意味

資本金を見ることで会社の規模をある程度知ることができます。

会社が株主からどれほどのお金を集めたのかが分かります。

資本金 - Wikipedia

しかし、資本金は会社の設立時に準備された資金に過ぎません。

開業後、利益が出ても帳簿上の資本金は増えることがありません。

また、減資や増資などによって資本金に変化が生じることもあります。

ですから、直販投信各社の会社規模の目安として見るぐらいがいいのではないでしょうか。

どのように調べるか

2019年10月24日時点で、各社のウェブサイト等から資本金を調べました。

また、直販投信各社が一般社団法人投資信託協会に提出している「正会員の財務状況等に関する届出書」も参照して調べました。

正会員会社の概況等 - 投資信託協会

直販投信の資本金の比較結果

では、直販投信を資本金の多い順(降順)にランキングしてご紹介します。

順位会社名資本金
1セゾン投信10億円
2コモンズ投信7億7594万7500円
3鎌倉投信4億3500万円
4さわかみ投信3億2000万円
5ありがとう投信2億6500万円
6ユニオン投信2億円
7クローバー・アセットマネジメント1億円
7レオス・キャピタルワークス1億円

参考:三井住友DSアセットマネジメント株式会社の資本金は20億円

セゾン投信:資本金10億円

直販投信の中で資本金の金額が一番大きいのは、セゾン投信で10億円でした。

最近の資本金の動きを見ると以下のようになっています。

  • 2014年10月15日に、8億6000万円から12億6000万円に増額
  • 2015年8月17日に、12億6000万円から10億円に減額

恐らく、日本郵便からの出資を受ける過程で増資や減資が必要となったのでしょう。

セゾン投信社長「経営理念変わらない」 日本郵便の出資受け入れ - 日本経済新聞
クレジットカード大手クレディセゾン(8253)の100%子会社で独立系投資信託会社、セゾン投信が10月15日付で日本郵政グループの日本郵便の資本参加を受け入れた。日本郵便はセゾン投信の株式40%を握る大株主となり、投信のPRなどに取り組むと...

コモンズ投信: 7億7594万7500円

第2位になったのは、コモンズ投信です。

コモンズ投信のウェブサイトでは、資本準備金を含んだ額が掲載されています。

資本金など 15億5189万5000円(資本準備金含む)

コモンズ投信|会社概要

しかし、今回は純粋に資本金のみを比較します。

コモンズ投信の現在の資本金は7億7594万7500円でした。

最近の資本金の動きを見ると以下のようになっています。

  • 2015年3月、5億2921万1250 円に増資
  • 2015年10月、6億8094万1250 円に増資
  • 2018年12月、7億95万5000円に増資
  • 2019年3月、7億7594万7500 円に増資

定期的に増資していっている傾向があります。

鎌倉投信:4億3500万円

続いて鎌倉投信の4億3500万円です。

最近の資本金の動きを見ると以下のようになっています。

  • 2013年7月19日、4億2400万円に増資
  • 2015年7月21日、4億3500万円に増資

2008年11月の設立時点では、鎌倉投信の資本金は2億円でしたが、その後、何度が増資が繰り返されて、現在にいたります。

さわかみ投信:3億2000万円

第4位は、3億2000万円で直販投信の老舗さわかみ投信です。

ここ最近、資本金の動きはありません。

さわかみグループのウェブサイトを見ると、2003年12月19日に増資されて資本金が3億2000万円なり、現在に至るようです。

さわかみグループ | 堂々と社会に根を張ろう
さわかみグループの沿革、グループ会社の情報を掲載。「より良い社会づくり」に向け何が出来るのか、我々の挑戦です

ありがとう投信:2億6500万円

第5位はありがとう投信で、2億6500万円です。

ここ最近、資本金の動きはありません。

まだまだ運用資産規模も小さく経営的にも大変そうですが、会社としての利益は出ているようで、増資の必要は無いようです。

ユニオン投信:2億円

第6位はユニオン投信で、2億円でした。

最近の資本金の変動は以下の通りです。

  • 2013年12月26日、3000万円の増資
  • 2014年12月12日、3億4100万円の減資
  • 2014年12月25日、5000万円の増資
  • 2015年1月22日、500万円の増資
  • 2016年1月29日、4500万円の増資

ユニオン投信の資本金は比較的よく変動しています。

ユニオン投信は労働組合が主要株主となっています。

新たな労働組合が参加する都度、追加の出資があるのかもしれません。

クローバー・アセットマネジメント:1億円

1億円で最下位になったのがクローバー・アセットマネジメントです。

最近の資本金の変動は以下の通りです。

  • 2016年3月28日、650万円を増資して資本金2億8650万
  • 2017年2月24日、500万円を増資して資本金2億9150万円
  • 2018年7月25日、1億9150万円を減資して資本金1億円

レオス・キャピタルワークス:1億円

クローバー・アセットマネジメントとともに1億円で最下位になったのがレオス・キャピタルワークスです。

運用する資産も直販投信の中ではトップレベルで、勢いがあるのですが、資本金の金額だけで比べると最下位になってしまいます。

やはり、単に資本金だけでは、会社の規模は正確には分かりません。

最近の資本金の変動は以下の通りです。

  • 2014年9月9日、1億5000万7000円に増資
  • 2014年9月9日、1億円に減資
  • 2015年7月22日、2億4000円に増資
  • 2015年7月22日、1億円に減資

同日に増資と減資を行うということを繰り返していることが分かります。

レオス・キャピタルワークスは上場を目指しているとはいえ、 株式会社ISホールディングスの子会社です。

グループ紹介 | 株式会社ISホールディングス
株式会社ISホールディングス

グループ内での資本関係の調整があったのでしょうか。

三井住友DSアセットマネジメント:20億円

参考として、直販投資に含めるかどうか微妙ですが、三井住友DSアセットマネジメントの資本金は20億円です。

さすが、大きな運用会社は違いますね。

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