恒例の2021年2月直販投信ファンドの資金流出入をまとめました。
毎月、独自の推計で資金流出入の金額を発表しています。
それでは、直販投信8社12本の資金流出入をご紹介します。
集計対象の直販投信ファンド
独立系運用会社が運用するファンドのうち直接販売を主たる販売経路としている以下の13ファンドについて集計しています。
- さわかみファンド(さわかみ投信)
- セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド(セゾン投信)
- セゾン資産形成の達人ファンド(セゾン投信)
- ひふみ投信(レオス・キャピタルワークス)
- ひふみワールド(レオス・キャピタルワークス)
- ありがとうファンド(ありがとう投信)
- 結い2101(鎌倉投信)
- ユニオンファンド(ユニオン投信)
- ザ・2020ビジョン(コモンズ投信)
- コモンズ30(コモンズ投信)
- 浪花おふくろファンド (クローバー・アセットマネジメント)
- コドモファンド(クローバー・アセットマネジメント)
2021年2月は約6億円が直販投信に流入
2021年2月は、6億4000万円ほどが直販投信に資金流入してきたと思われます。
先月は、約10億円弱の純資金流入だったので、残念ながら金額は減ってしまいました。
直販投信のファンドごとの資金流出入
個別のファンドごとに資金の流出入をみていきましょう。
ユニオンファンドは純流入に転換か
ユニオン投信が運用し販売する「ユニオンファンド」は、2021年2月は資金純流入になったと思われます。
グラフ上、ほとんど分りませんが、恐らく3、4百万円の規模です。
ユニオンファンドは2020年11月から3カ月連続で資金が純流出となっていました。
記録的な連続月間資金純流入を誇っていた同ファンドなので、ここで資金純流入に転じたのは嬉しいです。
ここから、また連続純流入の記録を伸ばしていってほしいです。
さわかみファンドの資金流出傾向は変わらず
さわかみファンドは、1月とほとんど変わらず約41億円の純流出となりました。
積立投資分の入金がある日以外は、すべての営業日でほぼ億単位の純流出となったようです。
過去1年間の傾向からも分るように、基本的に流出傾向が止まりません。
セゾン投信など、絶好調の直販ファンドもあるので、なんとかこのあたりで風向きを変えていったほしいです。
何とか、直販投信の老舗としての意地を見せつけてほしいです。