レオス・キャピタルワークス:「ひふみワールド」設定

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世界に投資する「ひふみワールド」設定

レオス・キャピタルワークスが、新たに直販する投資信託「ひふみワールド」を設定しました。

日本経済新聞でも取り上げられていて、当初設定額は51億2800万円と報じられています。

レオス、ひふみワールド 当初設定額は51億円 - 日本経済新聞
レオス・キャピタルワークスが8日に新規設定した公募投資信託「ひふみワールド」は、当初設定額が51億2800万円となった。レオスが新しい投信を設定するのは「ひふみ年金」以来で3年ぶり。ひふみワールドは海外株で運用し、レオスのウェブサイトを通じ...

直販投信が増える

レオス・キャピタルワークスでは、直販する投資信託はこれまで「ひふみ投信」の1本でしたが、「ひふみワールド」が加わり直販投信が2本のラインナップになります。

直販投信として投資家の支持をどこまで伸ばせるのかが楽しみです。

「ひふみワールド」の特徴は?

「ひふみワールド」の特徴は、日本を除く世界各国の株式等に投資することでしょう。

「ひふみ投信」は日本株が中心だったので、世界に投資したい投資家は「ひふみワールド」を購入という選択肢がでたことになります。

ひふみワールド | ひふみ
世界にあふれるビックリ!をみつける投資信託 ひふみワールドのご案内です。ひふみワールドは、当社が直接販売している投資信託です。

信託報酬はちょっと高い?

「ひふみワールド」の信託報酬は、年率1.48%(税込1.6280%)で、直販投信の中ではかなり高い水準となってしまったのは気になるところです。

海外に拠点を設けたり等のコストがかかるので、やむを得ない面もあると思いますが、現在、勢いがある直販投信の代表としてもう少し頑張ってほしかった印象もあります。

米ニューヨークに調査拠点開設のお知らせ
当社は2019年8月30日、米ニューヨークに調査拠点「New York Research Base」(ニューヨーク・リサーチ・ベース)を開設いたしました。3人が使える規模で、米国企業の調査や、現地の市場関係者との情報交換の拠点になります。当...

「資産形成応援団」はお得度が低下

なお、レオス・キャピタルワークスの直販投資では、「資産形成応援団」という仕組みがあります。

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これは、他の直販投信には見られないユニークな制度です。

投資信託を5年以上保有し続けると、信託報酬の一部が還元される仕組みで、「ひふみ投信」では10年以上保有すれば年率0.4%(5年以上では年率0.2%)が実質的に還元されます。

一方、「ひふみワールド」にも「資産形成応援団」の制度はありますが、還元率が「ひふみ投信」よりも低くなっており、10年以上の保有で年率0.25%(5年以上で年率0.1%)の還元となっています。

信託報酬が高いのに還元率が低くなっているのは残念ですが、長期投資が優遇されるという意味では嬉しい制度であると言えるでしょう。

「ひふみワールド」は、つみたてNISAの対象となるか?

レオス・キャピタルワークスの運用する「ひふみ投信」「ひふみプラス」は、つみたてNISAの対象ファンドとなっています。

アクティブ・ファンドで、つみたてNISAの対象に選ばれるには条件が非常に厳しいのですが、これらのファンドは条件をクリアしています。

では、新ファンドの「ひふみワールド」は、つみたてNISAの対象ファンドとなるのか気になるところです。

つみたてNISAのアクティブ・ファンドの信託報酬は、海外に投資するファンドの場合、年率1.5%(税抜き)以下という条件があります。

信託報酬の条件は、「ひふみワールド」はクリアしています。

しかしながら、アクティブ・ファンドの場合、「運用期間5年以上」という条件があります。

ですから、少なくとも5年後にならないと、つみたてNISAで「ひふみワールド」を購入することはできない見込みです。

「ひふみワールド」の姉妹ファンドはあるか?

「ひふみ投信」は、後に「ひふみプラス」「ひふみ年金」といった姉妹ファンドを作り、販売経路を広げていきました。

もしかしたら、「ひふみワールド」も同様の形式で販路を広げていくかもしれません。

「ひふみワールド」も「ひふみ投信」と同様に、ファミリーファンド方式で、マザーファンドに投資して運用する形式です。姉妹ファンドも作りやすいはずです。

勝手な予想ですが、以下のようなファンドの販売する可能性が十分あるでしょう。

「ひふみワールドプラス」 - 販売会社と通じで購入できる「ひふみワールド」
「ひふみワールド年金」 - 確定拠出年金制度を通じて購入できる「ひふみワールド」

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