クローバー・アセットマネジメントの2020年6月レポートを紹介します。
直販の4ファンドについていろいろとみていきましょう。
クローバー・アセットマネジメントの2020年6月次レポート
2020年6月9日、クローバー・アセットマネジメントの2020年6月月次レポートが公開されました。
2020年5月のレポートの内容
クローバー・アセットマネジメントの月次レポートは本編「Time×Space」と、付録の「えーでるわいす」の2部構成です。
今月は以下の記事がありました。
- 「Time×Space」
- 本当の戦争はこれから
- YASUのマーケット・ストラテジー
- 7月から新シリーズ「運用の鉄人」がスタートします
- マーケットコメント
- ファンド仲間から
- ファンドの運用報告
- 「えーでるわいす」
- クローバー・フェイスブックから
- わたしの茶色い妹2
- お知らせ等
本当の戦争はこれから
びっくりするタイトルですが、これはフランスのマクロン大統領がコロナとの戦いについて言った言葉の引用です。
コロナの実態がよく分からない中で本当の意味で戦っていたのは医療関係者の方々だとした上で、こからわたしたちも本当の戦いに巻き込まれることになります。
多根氏は3つの戦いをあげています。
- 経済は大きな影響を受けたため企業の生き残りをかけた戦い
- 感染リスクの恐怖と戦いながら日常を取り戻す戦い
- コロナで変わってしまった環境変化を活かしてどう躍進するかの戦い
最後に免疫力についても話しています。
ファンドの運用報告
4ファンドの5月の成績は+3~6%程度となっています。
日本への投資比率が高い「コドモファンド」が一番好調で+6.17%でした。
気になったのは「浪花おふくろファンド」と「らくちんファンド」の以下のコメントです。
この2年くらいかけて徐々に売却を進めてきたさわかみ、ひふみ投信を全売却しました。直接保有されているお客様も多いので、むしろ我々は独自の組み入れファンドを新たに開拓していく予定です。
さわかみファンドとひふみ投信は外されてしまったみたいです。
クローバー・アセットマネジメントのファンドはすべてファンド・オブ・ファンズ形式で運用されています。
手数料が高くなるアクティブファンドは避けたいこともあると思います。
「直接保有されているお客様も多い」と指摘されている点も大きな理由ですね。
例えば、さわかみファンドを持っている人は、クローバー・アセットマネジメントで投資すると間接的にさわかみファンドを保有することになるので、非効率な気がします。
直販投信各社にはいい意味で協力して欲しいけど、顧客開拓の妨げになるのであれば仕方がないですね。