さわかみ投信の2019年11月月次レポート
2019年11月29日、さわかみ投信の月次レポートが公開されました。
最新の月次レポートを以下で見ることができます。
さわかみファンド月次レポートの構成
さわかみ投信の月次レポートは顧客向けに公開されるものと一般向けに公開されるものとが少し違います。
一般に公開されるさわかみ月次レポート
さわかみファンドの月次レポートで、一般に公開される部分は以下の通りです。
- 船長よりファンド仲間の皆さまへ
- 今月の航海日誌
- ファンド情報
- 定期定額購入サービススケジュール
- お知らせ
- 基準価額・総口数の推移(グラフ)
- 純資産総額・現金等の推移(グラフ)
それでは、気になる記事をみていきます。
今月は一部がFacebookにも
今月はさわかみ投信に口座を持つ顧客のみに公開されるレポートの一部がFacebookに掲載されていました。
いま正に旬なネタである「NISA口座をやっているのですが、ロールオーバーすべきでしょうか?」という質問について答えるという内容です。
基本的に代表取締役社長である澤上龍氏に加えて幾人かの社員が回答するというコーナーです。
しかし、今回は10人以上のさわかみ投信社員の回答が掲載されています。
色々な角度からNISAのロールオーバーについて考えることができる貴重な資料だと思いました。
一つの金融機関から様々な回答を提示してくれるケースは少ないのではないでしょうか。
今月の航海日誌
「今月の航海日誌」は、さわかみファンドのファンドマネージャーを務める取締役最高投資責任者の草刈貴弘氏のコメントです。
2019年11月の運用動向としては、基準価額が上昇していることもあり、顧客からの換金が多く、11月は21億円の資金流出だったことが報告されています。
基準価額が上昇してしまうとどうしても売りたくなってしまうのが投資家の心理です。
長期投資とは分かっていても、なかなか自分を制御しきれません。(おじさんもその気持ちはよく分かります。)
興味深かったのが組入銘柄ではないのにもかかわらずソフトバンクグループの決算について触れられていたことです。
「個人的にはソフトバンクグループの決算も注目していました」とありましたので、あくまで個人の関心ということでしょうが、個別銘柄をここまで解説するのは珍しいなと感じました。
ファンド情報
さわかみ投信の月次レポートでは、毎月顧客数を知ることができます。
2019年11月28日の顧客数等が掲載されています。
今回公表された顧客数等は以下の通りです。
顧客数(直販分):116,420名(前月比+19名)
また、定期定額購入サービスの契約数も以下の通り、公表されています。
定期定額購入契約数:36,417名(全体比31.3%)
先月よりも顧客数の伸びが鈍化していますね。
また、もっと気になるのが定期定額購入契約数の減少です。
全体比としては変わりないのですが、定期定額購入の契約数は41件減少しています。
積立投資を十分におすすめできていないのでしょうか?もったいない。
直販投信のパイオニアとして、もっと頑張ってほしいところです。