ユニオン投信の2020年3月の月次レポートを紹介します。
久保田徹郎氏が、株価が急落する背景やきっかけについてポイントをまとめています。
今月は、新型コロナウイルスの影響でしょうか、セミナーのお知らせはありませんでした。
ユニオン投信の2020年3月「月次レポート」
2020年3月5日、ユニオン投信の2020年3月「月次レポート」が作成されました。
ユニオン投信|2020年3月「月次レポート」第136号(PDF)
気になる記事を紹介します。
2020年3月「月次レポート」の内容
2020年3月のユニオン投信のレポートの内容は以下の通りです。
- なぜ株価は急落したのか
- ユニオンファンド運用状況
- 2020年2月の市場動向と運用状況
- 業務管理部からのお知らせ
なぜ株価は急落したのか
運用責任者兼代表取締役である久保田氏が説明しています。
今回は、新型コロナウイルスの投資環境への影響やファンド運用への影響を語るのではなく、一般論を落ち着いてしてくれています。
株価が暴落する場合、背景やきっかけがあるものです。
4つのポイントにまとめてくれています。
- 慢心・楽観から恐怖・悲観への急激なシフトが起きた
- 株価がそもそも高かった
- 実体経済への悪影響が見え始めてきた
- 金融工学や新しい投資手法などが株価下落を加速させた
今回の株価急落は新型コロナウイルスが主要因なので、一番最初の「慢心・楽観から恐怖・悲観への急激なシフトが起きた」が当てはまるでしょう。
未知のウイルスであるため、不安や恐怖があり急落してしまうのです。
悪いことが起こると、現在の悪い状況ばかりに目が行きます。
でも、今回の新型コロナウイルスから学んだことやメリットもたくさんありす。
これは、個人でも企業でも同じです。
新型コロナウイルスがきっかけで、テレワークが見直されて利用が進めば、企業はより効率的な業務ができるでしょう。
手洗いや消毒が奨励される中で、インフルエンザの流行が抑えられるという良い面もあります。
そういう視点も大切だと思いました。
流行が収まれば、また経済が発展していくのでしょう。
2020年2月の市場動向と運用状況
市場動向と運用状況では、やっぱり新型コロナウイルスが話題となります。
世界での流行が心配されるなか、多くの企業が売上見通しを下げたこともあり、株式市場は2月中旬から下落が続いています。
一方、債券価格は急上昇しています。
ユニオンファンドは基本的に株式に投資する投資信託を持っていますので、2月は影響がありました。
基準価額は、月末に向けて日本株ファンドが大きく値下がりしたこともあり、前月末比4.2%の下落と報告されています。