2020年5月の直販投信ファンドの資金流出入をまとめました。
当サイト独自の推計で毎月お知らせしています。
8社14本の直販投信の2020年5月の資金流出入をみていきましょう。
集計対象の直販投信ファンド
独立系運用会社が運用するファンドのうち直接販売を主たる販売経路としている以下の14ファンドについて集計しています。
- さわかみファンド(さわかみ投信)
- セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド(セゾン投信)
- セゾン資産形成の達人ファンド(セゾン投信)
- ひふみ投信(レオス・キャピタルワークス)
- ひふみワールド(レオス・キャピタルワークス)
- ありがとうファンド(ありがとう投信)
- 結い2101(鎌倉投信)
- ユニオンファンド(ユニオン投信)
- ザ・2020ビジョン(コモンズ投信)
- コモンズ30(コモンズ投信)
- 浪花おふくろファンド (クローバー・アセットマネジメント)
- かいたくファンド(クローバー・アセットマネジメント)
- らくちんファンド(クローバー・アセットマネジメント)
- コドモファンド(クローバー・アセットマネジメント)
直販投信の市場シェアについて興味のある人は以下の記事も読んでください。
2020年5月の直販投信の資金流入約53億円
2020年5月の1カ月間の直販投信への資金流入は約53億円の流入超過という結果になりました。
先月よりも資金流入が10億円もアップしています。
ここ数ヶ月は順調に直販投信に資金が入ってきているようです。
直販投信のファンドごとの資金流出入
直販投信の各ファンドごとの資金流出入も見ていきましょう。
以下のグラフを見てください。
さわかみファンドが純資金流入に転換
さわかみファンドは約2億円の資金流入超過となりました。
2019年9月以降ずっと資金流出が続いていましたが、8カ月ぶりの流入超過です。
日別の資金流入を見るとほぼ毎日、数千万円の資金流出超過となっているようです。
しかし、積立投資の資金が10億円前後あるため、トータルでは2億円の純流入となりました。
スポット購入の件数も増えているようなので、日々の解約がもう少し減少してくれば、月間でさらに大きな流入も見込めるでしょう。
セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドは約21億円
セゾン投信が運用するセゾン・バンガード・グローバルバランスファンドはここにきて勢いを取り戻しています。
最近はもう一つのセゾン資産形成の達人ファンドの方が資金流入が多い傾向にありました。
しかし、今月はセゾン・バンガード・グローバルバランスファンドも負けておらず約21億円と、達人ファンドと同規模の資金流入超過となりました。
ありがとうファンド、純資金流入が続くか?
2020年7月から10カ月ほど資金流出超過が続いていたありがとうファンドですが、先月から資金流入超過となりました。
今月も1500万円程度とわずかではありますが、資金流入超過となった模様です。
直販投信の強みは積立投資の比率が高いことです。
ありがとうファンドも日々の解約を抑えることができれば、毎月の積立の資金が入ってきて安定的な資金流入が期待できるでしょう。