2020年1月の「長期投資だより」
2020年1月15日、さわかみ投信の月中レポートである「長期投資だより」2020年1月号が発行されました。
今月は、重大発表を予感させる内容が含まれていました。
2020年1月の「長期投資だより」の概要
今月号の「長期投資だより」の主な内容は以下の通りです。
- スペシャルコンテンツ 「ファンド仲間100万人を目指して/二〇二〇年の行方」
- コラム羅針盤 「日本の上下水道に明るい未来を」
- 組入企業紹介 澁谷工業株式会社(6340)
- ファンド仲間の皆さま 「恕(おもいやり)の心で生きていく」
- 直販投信コラム:【第9回】今年も"つみたて"を続けるだけです!
- 20周年感謝祭 中四国地区にて開催中!
- 澤上篤人「星の王子さま」
- 澤上龍の先憂後楽 投資と運用⑥
スペシャルコンテンツ 「ファンド仲間100万人を目指して/二〇二〇年の行方」
2020年という節目の年の第一号記事ということでしょうか、2020年スペシャルコンテンツから始まります。
代表取締役社長の澤上龍氏と取締役最高投資責任者の草刈氏の2名からのメッセージが掲載されています。
澤上龍氏の記事のタイトルは「ファンド仲間100万人を目指して」です。
タイトルにあるとおり、会社の目標を『ファンド仲間100万人』としたことが公表されています。
現状の顧客数が12万人ですから、8倍以上の増加が必要となります。
かなり大きな数字に見えますが、日本国民の1%が口座開設をすることも目標とすると約100万人となるそうです。
そして、国民の1%が長期投資へと動き出せば、社会全体としても変化が見られるはずだと踏んでのこの目標です。
後発の直販投信やインデックスファンドが推奨される世の中の流れもあってか、最近のさわかみ投信の口座数は伸び悩んでいます。
大きな目標を立て、しっかりクリアして欲しいですね。
また、社長のメッセージには、2020年のさわかみ投信の躍進を予感させるキーワードがいくつかありました。
カッコイイお金のつかい方のモデルとなるべく、さわかみグループ全体で様々な活動をしております。今後はそういった“長期航海の景色”を共にするだけでなく、例えば長期投資家の収納術、感銘を受けた本、実践する健康法など非金融的な考え方も合わせてお伝えしていく所存です。成績や直接的なサービスだけでなく、哲学や姿勢といった人間性に共感できる会社を目指します。もちろん直接的にも、4月には新しいサービスを導入(2~3月にご案内予定)したり、長期投資アンバサダー制度の加速、それ以外の施策なども邁進してまいります。
引用:さわかみ投信|長期投資だより2020年1月
どんなサービスが出てくるのでしょうか?
勝手に予想してみます。
非金融的な考えを伝える
長期投資家の収納術、健康法など、金融とは関係ないような情報も共有していくことが宣言されています。
おじさんの予想ですが、「オウンドメディア」の立ち上げという形式を使うのではないのでしょうか。
既存の「長期投資だより」をリニューアルしたりする方法も考えられます。
しかし、昨今の流行としては企業字体がWEBメディアを持ち、そのメディアを使ってマーケティングをやっていきます。
4月の新しいサービスを導入
新サービスの導入ですがどのようなものでしょうか?
おじさんが予想するに、口座開設のWEB完結や取引画面のスマホ対応のどちからでははないかと思います。
顧客目線だと、取引画面のスマホ対応が最優先だと思います。
ただし、社の目標が「ファンド仲間100万人」と打ち出していることから、新規顧客の獲得に繋がりやすい、口座開設のWEB完結が有力でしょう。
あと、可能性として「yamatoさわかみ事業承継機構」との連携もあり得ます。
2,3月には告知されるようなので、楽しみに待ちましょう。
長期投資アンバサダー制度
「長期投資アンバサダー制度」の導入が予定されているようです。
はじめて聞いた制度ですが、全く想像がつきません。
そもそも、「アンバサダー(ambassador)」とは、「大使。使節。」を意味する言葉です。(大辞林より)
ですから、長期投資を広めるための講演を行うような人員を外部にも持とうとしているのではないかと予想します。
さわかみ投信を支持するFPや個人投資家は多いので、その中から、何かしらの方法で長期投資アドバイザーを認定していくのかもしれません。
組入企業紹介 澁谷工業株式会社(6340)
今月の組入企業紹介は澁谷工業です。
酒類・飲料充填プラント国内最大手で、飲料ボトリング装置の国内シェアは6割以上になる企業です。
他にも、2013年4月からは再生医療プロジェクト部を立ち上げ、再生医療の分野にも進出しています。
シニアアナリストの歌代氏が説明してくれています。
直販投信コラム:【第9回】今年も"つみたて"を続けるだけです!
署名がないのですが、恐らく直販部長の中津圭博氏の文章だと思います。
「さわかみの社員はどのようにさわかみファンドを買っているの?」という質問に答えてくれる興味深い内容です。
もちろん、社員も個々人で自社の運用するファンドの購入の仕方も違うでしょう。
中津氏の澤上ファンドの購入方法は、タイトルにあるように、「つみたて」を続けていくみたいです。
ただ、年末ぐらいは自身の資産状況や相場を勘案して積立て金額を調整しており、暴落時にはたくさん買いたいと考えていると説明されています。
さわかみ投信の社員も個人投資家の1人ですので、具体的な方法を聞けるのはうれしいですし参考になりますね。
ちなみに、投信おじさんの直販投信の買い方も少しだけ共有します。
基本は積立投資で、基本的に積立金額の変更はしません。
ただし、購入資金に絶えず余力を残しておくことを心がけており、暴落時にはスポット購入をします。
また、文章の最後には”弊社から「おぉ~!」と驚く発表がありますので楽しみにしていてください ”という期待を煽る文字が。
とにかく、楽しみに待ちましょう。
2020年1月「長期投資だより」を読んで
今月のさわかみ投信の「長期投資だより」のトピックスはなんと言っても、新サービス等を期待させる言葉でしょう。
社長の澤上龍氏のメッセージや直販部長の中津氏のメッセージのなかにそういった期待させるキーワードが見られました。
さわかみ投信の新サービスについては、投信おじさんも徹底的に予想させていただきました。
2020年さわかみ投信の大きな躍進が期待できるかもしれません。