2020年4月30日、さわかみ投信が運用するさわかみファンドの「月次レポート」が公開されました。
コロナウイルスで自粛が続く中ですがしっかり発行してくれました。
でも、いろいろな配慮のなかで、レポートを発行してくれたようです。
それでは中身を見ていきましょう。
さわかみ投信2020年4月月次レポート
2020年4月30日に、さわかみ投信の月次レポートが公表されました。
ただし、今回は月末のレポートではありません。
基準日を早めて4月24日付けで発行されており、実際に送付されるのが月末という対応です。
新型コロナウイルスの影響でしょう。
レポートの作成作業などで社員が密集してしまうことを避けたようです。
さわかみ投信の2020年4月次レポートの内容
今月号のさわかみファンドの月次レポートは以下の通りです。
- 船長よりファンド仲間の皆さまへ
- 今月の航海日誌
- ファンド情報
- 定期定額購入サービススケジュール
- お知らせ
- 基準価額・総口数の推移(グラフ)
- 純資産総額・現金等の推移(グラフ)
船長よりファンド仲間の皆さまへ
最初は社長の澤上龍氏のメッセージです。
さわかみ投信のサービスや社員にも新型コロナウイルスの影響は出ています。
感染対策のために20周年の感謝祭も2月以降は延期にしたとあります。
社員の出社を減らすために今月号のレポートは4月24日締めで発行されています。
共通KPIについても説明されています。
共通KPIに反対する思いを金融庁長官に伝えたとあります。
最終的にはコメントとともに発表することにしたようで、2020年3月末は81.73%だったとあります。
詳しくはこちらをご覧下さい。(2020年4月27日発表のPDF)
今月の航海日誌
ファンドマネージャーの草刈氏からのコメントです。
ファンドの売買などについて、ここからいろいろ知ることができます。
今回はコロナ自粛対応バージョンで、4月24日締めでレポートが作成されています。
この期間の買いについては、下落が大きかった企業や買い増したい企業に追加投資したとあります。
売りについては、企業選別の観点から2社を売り切り、また現金を保有したいために売約をしているような説明です。
さわかみファンドはコロナ相場の二番底を想定しています。
理由は以下の2つ。
- 収束に時間がかかる
- 株式価値向上策が難しくなる
確かにコロナはいつ終わるのか分かりません。
また、企業の配当が難しくなる点や雇用が維持できないケースも出てくると二番底も想定すべきかもしれません。
ファンド情報
2020年4月23日時点での顧客数と定期定額購入の契約者数を見ていきます。
顧客数(直販分):116,766(前月比+111)
前月は前月比+139でしたが、今月は+111でした。
減っているとはいえ、23日間の増加数なのでほぼ先月と同様のペースで顧客が伸びているようです。
定期定額購入契約数:36,383(全体比31.2%)
先月末は36,274名だったので、109名増えています。
また、全体比も上昇し31.2%となりました。
ここのところ積立投資の契約者数が伸び悩んでいましたが、ここにきて伸ばしてきました。
もしかしたら、4月から始まったさわかみマイルの効果かもしれません。
積立投資をするとポイントが貯まります。
そして、そのポイントをさわかみファンドの購入に充てることができます。
もし、さわかみマイルの効果であれば、来月以降の定期定額購入サービス契約者数も期待できますね。