さわかみ投信の2019年12月月次レポート
2019年12月30日、さわかみ投信の月次レポートが公開されました。
最新の「さわかみファンド」のレポートを見てみましょう。
さわかみファンド月次レポートの構成
さわかみ投信の月次レポートは顧客向けに公開されるものと一般向けに公開されるものとが少し違います。
ポートフォリオは少し古い物だけ一般公開されます。
ここでは、一般公開される情報のみ取り上げます。
さわかみ投信の月次レポート
今月号のさわかみファンドの月次レポートは以下の通りです。
- 今月の航海日誌
- 意到随筆
- ファンド情報
- 定期定額購入サービススケジュール
- お知らせ
- 基準価額・総口数の推移(グラフ)
- 純資産総額・現金等の推移(グラフ)
それでは、気になる記事をみていきます。
今月の航海日誌
先月までは、冒頭の文章は「船長よりファンド仲間の皆さまへ」という、社長である澤上龍氏のコメントでした。
今月からは、船長のコメントに代わって最高投資責任者の草刈氏の「今月の航海日誌」が繰り上がっています。
今月の売買動向としては、2社を買い、4社を売ったと説明されています。
株式市場は比較的好調に推移していることもあり、さわかみファンドの基準価額も上昇傾向です。
そんな中で、さわかみファンドの現金比率は7%を切るレベルまで下がっていることも説明されています。
積極的に現金比率を下げているわけではないのかもしれませんが、現金も200億円程度であり、以前に比べて随分少なくなりました。
市場全体としては比較的好調に推移するとみているもかもしれません。
ファンド情報
2019年12月27日の顧客数等が掲載されています。
今回公表された顧客数等は以下の通りです。
顧客数(直販分):116,439名(前月比+19名)
先月末も19名の増加でしたが、今回も19名増えた結果となっています。
定期定額購入サービスの契約数も以下の通りです。
定期定額購入契約数:36,332名(全体比31.2%)
先月末は31.3%の定期定額購入の契約率でしたが、今月は31.2%と減ってしまいました。
人数だと、定期定額購入の契約数は先月末から85名の減少です。
直販投信は定期定額購入サービスの契約率が高いのが特徴だと思うのですが、減少が激しいのは気になりますね。
お知らせ
今月のお知らせは、年末らしく「特定口座年間取引報告書」の交付についてです。
2019年の「特定口座年間取引報告書」は2020年1月中旬から順次発送されるとあります。
なお、さわかみ投信の「特定口座年間取引報告書」は電子交付には対応しておらず、すべて郵送で届けられます。
確定申告の時に添付する義務がなくなったこともあり、電子交付に切り替える証券会社が増えているようです。
来年あたり、さわかみ投信も対応するかもしれませんね。